12月に入ってしまいました。
昨日ゼミがあり、全員模型でもいいので卒制で何をするのかをこのブログにアップする、ということになりました。
ぼくは相も変わらずラップフィルムを使用した作品を制作します。
展示場所は工房201に壁を立てて、ホワイトキューブのようにして展示をします。
作品の概要は、ぼくの家の家具(ベッドや机やテレビなど)を一箇所にまとめて一つのヴォリュームをつくり、それをまとめてラッピングするというものです。
画像は椅子、ベッド、テーブル2つを巻き込んだスタディです。
家具は生活のイメージだと言い換えることができると思う。
生活のイメージが集合し、形態が変化することで、イメージのパーソナリティが徐々に消却されていき、そこには生活という概念だけが包み込まれる。
私たちが無意識に行う生活を、意味と無意味、在と不在の間で問うこの行為を、私はRemodelingと名付けることにした。
何もない部屋では生活が起こりません。でもそこに家具さえあれば生活は起こります。
しかしその家具が集合し、一つのヴォリュームになったらそれは生活と呼べるのでしょうか。
さらにそれをラッピングしてしまうことで、ぼくの家具だったということやそれが椅子であったのか机であったのかというパーソナリティも消失していきます。
しかし、そこにはやはり確実に、匿名性がどんどん高まりつつも、生活というものは包み込まれているのです。
カーデザイナーはmodelingという、大きなヴォリュームを削り出す作業で車の形を決定します。
形態は機能によって決定づけられるものです。
その決定づけられた「カタチ」をパーソナリティというイメージが曖昧な「モノ」の段階まで近づける行為を、Remodelingということにしました。
あとちょっとですが、頑張ります。
岡
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