2015年6月18日木曜日

タナカです。

先週のエスキスでは何個かスタディを持って行きましたが、
その中で一番しっくりくるなと思ったのが窓を撮ったものでした。

最初は隣の家の窓、
次はその隣の、道路の向こう側の窓。

人が映っていなくても、
なんとなくその家のことがわかるような、
なんとなくどういう人が住んでいるような。

そんな窓の表情を集めたとこまでが前回のエスキスでした。

そこから今週なのですが、
前回に加え素材を増やしに歩きにいったり、
土屋さんからおすすめ?されたヒッチコック監督の映画「裏窓」を見ました。

主人公の部屋の窓から見える世界で話が進み、向いの建物の窓から住人を観察する。
はじめのほうは観察する、
途中で窓の向こう側の住人と関わり始める、
最後には向こうの住人が主人公の部屋に入ってくる。

窓の向こうの見ていた人に見られる、
その感じが怖いなって思った。

私が歩きながら人の家の窓を撮っているとき、一番ゾクってするのがその瞬間だ。

こっちが見るのは良くても見られるのはなー、っていう勝手な気持ちになる。
しかもその勝手にこちらが観察対象としている側に。

まあもっと感想としても、
主人公が窓の向こう側で起きていることを勝手に推理したり、
窓の使われ方が日本とは違うのかなとか、
ありました。面白かったです。

出てくる建物とかも好き。
ベランダに布団しいて寝ちゃう夫婦とか、
犬をカゴに入れてロープで3階から降ろしたりとか、
作曲家の家の窓もいいな、
そんな窓が面してる中庭の空間も。


そんな感じでこの後もちょっといろいろやってみます。


タナカカエデ




とってきた窓たち





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