タナカです。
先週のエスキスでは何個かスタディを持って行きましたが、
その中で一番しっくりくるなと思ったのが窓を撮ったものでした。
最初は隣の家の窓、
次はその隣の、道路の向こう側の窓。
人が映っていなくても、
なんとなくその家のことがわかるような、
なんとなくどういう人が住んでいるような。
そんな窓の表情を集めたとこまでが前回のエスキスでした。
そこから今週なのですが、
前回に加え素材を増やしに歩きにいったり、
土屋さんからおすすめ?されたヒッチコック監督の映画「裏窓」を見ました。
主人公の部屋の窓から見える世界で話が進み、向いの建物の窓から住人を観察する。
はじめのほうは観察する、
途中で窓の向こう側の住人と関わり始める、
最後には向こうの住人が主人公の部屋に入ってくる。
窓の向こうの見ていた人に見られる、
その感じが怖いなって思った。
私が歩きながら人の家の窓を撮っているとき、一番ゾクってするのがその瞬間だ。
こっちが見るのは良くても見られるのはなー、っていう勝手な気持ちになる。
しかもその勝手にこちらが観察対象としている側に。
まあもっと感想としても、
主人公が窓の向こう側で起きていることを勝手に推理したり、
窓の使われ方が日本とは違うのかなとか、
ありました。面白かったです。
出てくる建物とかも好き。
ベランダに布団しいて寝ちゃう夫婦とか、
犬をカゴに入れてロープで3階から降ろしたりとか、
作曲家の家の窓もいいな、
そんな窓が面してる中庭の空間も。
そんな感じでこの後もちょっといろいろやってみます。
タナカカエデ
とってきた窓たち
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