べたついた 梅雨
かきわけても
かきわけても
じっとり 張り付いて
おでこに 滴る
昨夜 降りだした雨で
田んぼから 溢れ出た水は
タイヤから ペダルに
足に冷たさを 感じれば もう
漕ぐのは かんたんじゃあ ない
タイヤから ペダルに
足に冷たさを 感じれば もう
漕ぐのは かんたんじゃあ ない
カエル の声が 聞こえる
膝まで 浸って
せいいっぱい 息を すいこむ
あ カメラが 濡れた
けど もう 目の前は
水に 飲み込まれる
大きな 水たまりに 飛び込んで
(調布)
今日も歩いてました。
いや、自転車でした。
先週のゼミは、ビジュアルをもってこいとのことで何人かは好きな作家の好きな作品をプリントしてのエスキス。
私のエスキスは、
フィクションとノンフィクションぎりぎりがやりたい、ってことはなんとなくテーマとなりそうです。
その為に何をどうするのか、
・物理的にその場に何か私がする(置いたり、描いたり?)。
・私の制度、ルールを決めて(変えて?)もう一度路上を見る、読みかえる。
・場所を決めて、物語を紡ぐ。
などが土屋さんと田原さんと話していて出ました。
そんなこんなで次のエスキスまでに、
5個ほどスタディ的な作品をつくっていくってなりました。
なので今日は自転車に乗って5年ほど前に住んでいた家の近くをぐるっと回ってきました。
前はあんなにきつかった坂が小さく見えたり、知らないものが建ってたり、なんか胸がぎゅーっとしました。多分コレが切ないって言うんじゃなかろうか。ぐあああってよみがえる、断片的な画。細かいことは覚えてないけど。
知らないまち、住んでいるまち、記憶のおぼろげなまち、全部ちがう気持ちになる。
タナカカエデ
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