2015年5月27日水曜日

作家のリサーチ

おはようございます。岡です。ただいま先日同様の理由で青森にいます。
今回は結構長く、10日間ほどの滞在です。毎日木工や塗装や飲酒などで忙しいですが、少しずつリサーチも進めています。

前々回のエスキスで、挙げた作家は、赤瀬川原平、高松次郎、ブルーノ・ムナーリ、など。彼らの作品はとても好きなのですが、きっと作品の一つ一つが理解できるから好きなんだな、と感じました。
この感覚は悪くないと思うのですが、作品の理屈というか、考えていることに惹かれても、そこからなにかフィードバックを得ようとするのはなかなか難しいのではないか、とも感じてきました。

そこで前回のエスキスでは、単純に作品を見て感覚的に感動した作家を挙げました。
マーク・ロスコやバーネット・ニューマンという、抽象表現主義の作家達です。
なぜそこに惹かれるのかわからないのですが、そんなモヤモヤした状態から彼らを調べることで、その答えを探そうと考えています。
とりあえず、ロスコから調べています。
今読んでいるのは、マーク・ロスコ著/クリストファー・ロスコ編「芸術家のリアリティ」という本です。
ロスコが生前に書きためていた文を、亡くなってから数十年間かけて、彼の息子と娘が編集したという本です。
この本の中で、ロスコは自分の作品に関して一切触れません。なので、ロスコを調べるという意味では不向きかもしれませんが、彼がこれを書くことを中断したことや、 彼がどのようなものに興味を示していたのか、うっすらですがわかってきます。

なんとなくぼんやりですが、作家のリサーチのとっかかりが出来てきたと思います。ロスコの作品も実際に観に行こうと思います。

もう少しゼミ全体のことにも触れたいのですが、なかなか手が回らないので、次回のゼミからは全体のことも見ていきたいと思います。

今週のゼミは参加できませんが、その分進められることを進めていきたいと思います。

岡 修平

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